画像ファイルのサイズが大きすぎてメールで送信できなくて困った事がありませんか?
他にも、ブログやサイト用の画像のサイズを調整したり、資料の添付画像を縮小したりと画像ファイルのサイズ変更はよくある作業です。
画像ファイルを扱うには高価なソフトや、フリーのソフトを入れるとファイルの縮小は簡単にできるのですが、パソコン初心者の方にはハードルが高かったり、自由にソフトを入れることができないPC環境の場合もありますよね。
そこでこの記事では、Windows に標準搭載されている「ペイント」アプリを使って画像ファイルのサイズを変更する方法を紹介します。
※この記事ではWindows 10の環境で説明しています。
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ペイントを起動する方法
「ペイント」は色々な方法で起動することができます。
他にも起動方法はありますが、この記事では3つの方法を紹介します。
自分の使いやすい方法で起動させてください。
アプリの一覧から選んで起動させる
一般的なアプリを起動させる方法です。
①画面左下のスタート「Windowsマーク」をクリックします。
②アプリの一覧から「Windows アクセサリ」をクリックします。
③「Windows アクセサリ」の中から「ペイント」をクリックすると起動します。
ショートカットアイコンを作る
「ペイント」を使う頻度が多い場合にはデスクトップにショートカットアイコンを作りましょう。
先程の手順で「ペイントアイコン」を表示させた状態にします。
「スタート」>「Windows アクセサリ」>「ペイント」
①「ペイント」を右クリックします。
②リストから「その他」をマウスオーバー(マウスを重ねる)します。
③表示されるリストから「ファイルの保存場所を開く」をクリックします。
④「ペイント」の保存されているホルダーが開きますので「ペイント」アイコンを右クリックします。
⑤表示されるリストの一覧から「送る」をマウスオーバー(マウスを重ねる)します。
⑥リストの一覧から「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリックします。
デスクトップに「ペイント」のアイコンが表示されました。次回からはこのアイコンから起動できます。
ペイントのアイコンを作ると、画像ファイルをペイントアイコンに「ドラッグ&ドロップ」するだけで「ペイント」を起動させることができます。
画像ファイルから起動させる
編集したい画像ファイルから「ペイント」を起動させる方法です。
①編集したい画像ファイルを右クリックします。
②リストの一覧から「プログラムから開く」をクリックします。
③リストの一覧から「ペイント」をクリックすると起動します。
キーボードを使って起動させる
キーボードを使って「ペイント」を起動させる方法です。
①キーボードから Windowsキーを押します。
②続けて「 paint 」とキーボード入力します。
③「Enter」キーを押すと「ペイント」が起動します。
画像ファイルを表示させる方法
画像ファイルからペイントを起動させた場合には起動時に画像ファイルが表示されていますが、「ペイント」を単体で起動させた場合には起動後に画像ファイルを表示させましょう。
画像ファイルを選んで表示させる
「ペイント」を起動させた状態から「ファイル」をクリックします。
リストの一覧から「開く」をクリックします。
ファイル操作の画面が開きますので、表示させたい画像ファイルを探します。
①表示たい画像ファイルをクリックします。
②「開く」をクリックすると画像ファイルが表示されます。
画像が表示されました。
画像ファイルをドラッグ&ドロップして表示
表示させたい画像があらかじめデスクトップやフォルダー内で表示されている場合には、画像ファイルをマウスで「ドラッグ&ドロップ」すれば表示することができます。
画像が表示されました。
画像サイズの変更方法
「ペイント」を起動させ、画像ファイルを表示させた状態から画像サイズの変更の手順を説明します。
①「サイズ変更」をクリックします。
②「サイズ変更と傾斜」の画面が表示されますので「ピクセル」をクリックします。
③「縦横比を維持する」にチェックが入っていることを確認します。
チェックを入れていなくても画像サイズは変更出来ますが、縦長や横長の画像になることがあります。特別なことがない限りチェックを入れる方がいいでしょう。
④画像の「水平方向」「垂直方向」のサイズを変更します。
「縦横比を維持する」にチェックが入っているので「水平方向」の数値を変更すると「垂直方向」の数値も自動で変更されます。「垂直方向」も同じ様に数値を変更すると「水平方向」の数値が自動で変更します。
サイズ変更した画像ファイルの保存とファイル形式の変更方法
画像のサイズが変更できましたので、変更後のファイルを保存しましょう。
①「ファイル」をクリックします。
②リストの一覧が表示されますので「上書き保存」「名前を付けて保存」で画像ファイルを保存します。
名前を付けて保存元のファイルとは別の名前を付けて保存する場合や、同じ名前でも別の場所へ保存する場合に「名前を付けて保存」で画像ファイルを保存します。
「名前を付けて保存」では画像ファイルのファイル形式を変更することもできます。
「名前を付けて保存」にマウスオーバー(マウスを重ねる)するとファイル形式のリストが表示されますので、変更したいファイル形式を選びます。
同じファイル形式で保存する場合には「名前を付けて保存」をクリックします。
通常のファイル操作と同じ要領で画像ファイルの保存場所を指定します。
①ファイル名を入力します。
②保存する画像のファイル形式の種類を変更できます。
③「保存」をクリックすると画像ファイルが保存されます。
画像ファイルサイズの比較
画像ファイルのサイズを変更したり、ファイル形式を変更した場合のファイル容量を比較してみました。
画像の大きさを縮小した場合
- 項目の種類:JPGファイル
- 大きさ:400 X 265 → 300 X 198
- サイズ:44.5KB → 27.5KB
画像の大きさを縮小すると、ファイルサイズも小さくなっていますね。
ファイル形式を変更した場合
JPG形式からPNG形式に画像ファイルを変更して保存しました。
- 項目の種類:JPGファイル → PNGファイル
- 大きさ:400 X 265
- サイズ:44.5KB → 230KB
画像の形式をJPG形式からPNG形式に変更するとファイルサイズが大きくなりました。
まとめ:標準搭載の「ペイント」で画像サイズ変更できます
画像ファイルのサイズが大きくて困ったときにWindows に標準で搭載されている「ペイント」アプリを使えば簡単に画像サイズの変更ができます。
もちろん、画像を専用で扱うソフトでもサイズ変更はできるのですが、画像を加工するのではなくサイズ変更するだけなら「ペイント」を使えば無料で簡単にサイズ変更ができます。
「ペイント」は標準搭載なのでWindows パソコンならどのパソコンでも使うことができます。画像サイズの縮小、拡大方法やファイル形式の変更方法を覚えておくと便利に使えますね。
以上、画像サイズの変更をWindowsの標準アプリ「ペイント」で行う方法の紹介記事でした。
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