SDカード・USBメモリの消してしまったファイルを元の状態に戻す方法

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「SDカードやUSBメモリに保存した写真・画像データやファイルなどをうっかり消してしまった」なんて経験はありませんか?

HDDやSSDなどで扱うデータファイルは「削除」をすると「ごみ箱」にファイルが移動するので、間違って削除してもすぐに元の状態に復元できます。

しかし、SDカードやUSBメモリのデータファイルは削除すると「ごみ箱」には入らず、そのまま消えてしまうのです。

写真データなどはSDカードで扱うことが多いので「うっかり削除した・・・」となるとWindowsの機能ではどうすることもできません。

そこで、この記事では「ファイル復元ソフト Recuva」を使ってファイルを元の状態に戻す方法を紹介します。

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ファイル復元ソフト Recuva(レクーバ) とは

SDカードやUSBメモリ内のファイルを削除すると、削除されたファイルは表示されなくなります。

しかし、ファイルを削除したといっても実は「見えなくなっている」だけで、ファイルの痕跡はメディアに残っているんです。

そこで、その痕跡を元のファイルに復元するのが「Recuva」というWindows用ファイル復元ソフトです。

ファイルの痕跡はメディアに別のファイルが上書きされると状態が悪くなるので、ファイルの復元の可能性が低下します。

うっかり必要なファイルを消してしまった場合には、すぐにファイルの復元をするのがベストな方法です。

ファイル復元ソフト Recuva のインストール

Recuva セットアップファイルのダウンロード

Recuvaの公式サイトからファイルをダウンロードします。

Recuva公式サイト:
https://www.ccleaner.com/recuva
公式サイト内の「Recuva FREE」の「Free Download」をクリックします。
Free Downloadをクリックする
「Recuva Free」の中の「Download from:」から【CCleaner.com】をクリックします。
Recuvaのセットアップファイルがダウンロードされます。
ダウンロードの警告表示
この種類のファイルはコンピューターに損害を与える可能性があります。resetup153.exeのダウンロードを続けますか?」の警告が出る場合がありますが【保存】をクリックしてダウンロードを行います。
RecuvaにはPortable版もあります。
パソコンにインストールしたくない場合や、USBメモリーなどで持ち歩きたい時にはRecuva Portable を使うと便利です。
https://www.ccleaner.com/recuva/download/portable
 

Recuva インストール方法

ダウンロードしたファイル「resetup153.exe」をダブルクリック(実行)します。
インストールの設定画面が表示されるので次の設定をしましょう。

①ラジオボタンの「No thanks, I don’t need CCleaner」をチェックします。
②プルダウンメニューから「Japanese」を選択します。
③「Install」ボタンをクリックします。
インストール設定画面
インストールが開始され「Setup Completed」の画面が表示されると、インストールは完了です。
「Run Recuva」をクリックすればRecuvaが起動します。
Recuvaのインストール完了画面

Recuvaのウィザード画面が表示されます。
「ウィザード」を使ってもファイルの復元は出来ますが、選択する操作が面倒なので「ウィザード」の表示をOFFにする設定を次の手順で行います。

①「起動時にウィザードを表示しない」にチェックを入れます。
②「キャンセル」ボタンをクリックします。
ウィザードを表示しない設定
「ウィザード」の表示設定は起動後に「オプション」画面で変更ができます。
 

ファイル復元ソフト Recuva の使い方

Recuva を実行してファイルの復元を行いましょう。

検索対象のドライブを選択する

①起動後の画面からファイル復元の対象ドライブを選択します。
②「スキャン」ボタンをクリックするとファイルの検索(スキャン)が行われます。

ドライブの選択と実行

画面では「USBドライ(F)」を対象のドライブに指定しました。

ファイルスキャンの結果

スキャンの結果

スキャンを実行すると、消去したファイルの一覧が表示されます。

同時に「復元できる確率」が3つの色でファイル名の左側に表示されます。

緑色・・・高
黄色・・・中
赤色・・・不可能

消去したばかりのファイルは「緑色」で表示されますので高確率で復元することができます。
古いファイルになるほど「黄色」「赤色」となり復元が難しくなりますので、早めの復元作業が効果的です。
ファイル名またはホルダ名の指定

スキャン結果が多い時には「ファイル名またはフォルダ名」でファイルの種類を指定すると、復元に必要なファイルを絞り込むことができます。

  • ピクチャ
  • ミュージック
  • ドキュメント
  • ビデオ
  • 圧縮ファイル
  • 電子メール

ファイルの復元をする

①復元したいファイルの選択

ファイルのスキャン結果から復元したいファイルを選択します。

復元したいファイルの選択

復元したいファイルの左のチェック欄にチェックをします。
※緑色マークのファイルは高確率で復元できます。

チェック欄の一番上(ファイル名の左)にチェックを入れるとすべてのファイルを選択できます。

右下の「復元」ボタンをクリックします。

画像ファイルの場合、復元したいファイルにチェックを入れると右側の「プレビュー」に画像が表示されることがあります。この場合には画像ファイルを復元出来る可能性が高くなります。

②復元先の選択

復元先のフォルダを選択する画面が表示されます。

復元先を選択する

復元元のSDカード・USBメモリーを選択してしまうと、復元するための痕跡が上書きされる場合があり、復元ができなくなる恐れがあります。

復元先は復元するドライブ以外(デスクトップやドキュメントなど)を選択しましょう。

復元先が選択出来たら「OK」ボタンをクリックします。

③復元操作の完了

ファイルの復元が行われると「操作が完了しました」の画面が表示されます。

ファイルの復元が完了した画面

画面の表示内容で

  • ファイルの復元数
  • 完全に復元されたファイルの数
  • 部分的な復元
  • 復元に要した時間

などがわかります。

部分的な復元とは、画像ファイルなどで完全に復元ができず半分または、一部分などの完全に復元ができなかったファイルです。

まとめ:Recuvaでファイルの復元は早めに対応する

デジカメなどで撮影した画像などを処理していると、うっかり必要なファイルを削除してしまったり、ファイルの移動中などでもシステムのトラブルでファイルが消去されことがあります。

この場合、ファイルの痕跡はメディア内に残っているので「Recuva」を使って早めに対応しましょう。早めの対応でファイルの復元の可能性は高くなります。

Recuvaは簡単な操作でファイルの復元ができる無料のソフトですのでおススメですね。

以上、SDカード・USBメモリの消してしまったファイルを元の状態に戻す方法の紹介記事でした。

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