自分で作った実行ファイルを、ファイルサーバーなどに置いて外部からアクセスすると
「このファイルの作成者を確認できません。このファイルを実行しますか?」
と警告が出るので、警告が出ないように設定をしました。
Visual StudioやAccessなどを使って、社内用の作業をこなす「実行ファイル」を自作で作っています。
自作の実行ファイルは社内のファイルサーバーに置いて、そこからショートカットを使って各自のパソコンから実行ファイルが使えるようにしています。
しかし、ネットワーク上では作成した実行ファイルなどはいくら安全とわかっていても「このファイルの作成者を確認できません。」の警告が出ます。
警告が出ても「実行」を押せば、そのまま使えるので動作に問題はないのですが・・・。毎回だと面倒ですよね。
そこで、私の設定した「警告を出さない対策方法」を紹介します。
「このファイルの作成者を確認できません。このファイルを実行しますか?」とは
ネットワークセキュリティが強化されたのか、ネットワーク上のバッチファイルや実行ファイルを起動させようとすると、
「このファイルの作成者を確認できません。」
「このファイルを実行しますか?」
とファイルセキュリティの警告の表示がされます。
この警告はIE(Internet Explorer)が関係していて、インターネットオプションの中から設定をすることで非表示にできます。
さっそく設定してみましょう。
インターネットオプションを開く
まずは、「コントロールパネル」から「インターネットオプション」を開きましょう。
Windows10では「コントロールパネル」や「インターネットオプション」の起動がわかりにくくなっています。
簡単に表示の方法の説明すると「コントロールパンネル」は、左下の「Windowsボタン」(スタートボタン)を押して、アプリの一覧から「Windows システムツール」>「コントロールパネル」で開くことができます。
詳しい説明は「コントロールパネルの出し方 Windows 10」の記事を参考にして下さい。
コントロールパネル > インターネットのプロパティ
コントロールパネルを表示させます。
コントロールパネルの表示方法が「カテゴリ」の場合は、「ネットワークとインターネット」をクリックし、その後の表示で「インターネットオプション」をクリックします。
コントロールパネルの表示方法が「大きいアイコン」や「小さいアイコン」の場合は、そのまま「インターネットオプション」をクリックします。
「インターネットオプション」をクリックすると「インターネットのプロパティ」が表示されます。
インターネットのプロパティ
「インターネットのプロパティ」が表示されます。
- 「セキュリティ」のタブを選択します。
- 「ローカルイントラネット」をクリックします。
- 「サイト」ボタンをクリックします。
「ローカル イントラネット」が表示されます。
ローカルイントラネット
「ローカルイントラネット」が表示されますので、「詳細設定」をクリックします。
ローカルイントラネットの詳細画面が表示されます。
ローカルイントラネット 詳細設定
いよいよ最後の設定です。
「このWebサイトをゾーンに追加する」のテキストボックスに共有フォルダの情報を入力します。
入力する情報は「IPアドレス」や「コンピューター名(ホスト名)」などです。
例 192.168.●●.●●
ネットワーク上のコンピューター名の場合
例 file://data-pc
同じ動作を繰り返して、復数のサイトを登録する事もできます。
「Webサイト」の欄に入力結果が表示されれば設定完了です。
「閉じる」をクリックして、開いたページを全て閉じれば設定の完了です。
共有ファイルを実行して確認してみましょう!!
まとめ:「このファイルの作成者を確認できません」は非表示にできます
ファイルサーバーを使う上で、実行ファイルを共有することはありますよね。
しかし、自分で作った実行ファイルや、Accessのmdbファイルでさえ起動させる警告を出されてしまいます。
そこで、警告が出ないようにネットワーク上のファイルセキュリティの設定をしました。
社内で、「使えそうなの作ったから、ファイルサーバーに入れたよ。」と言って使ってもらうと、必ず、「警告出るけど?大丈夫?」となります。
いつもの事なので「実行」をクリックして!とお願いするのですが・・・
自作ファイルが出来た時の達成感が半減するのです。
私の信頼度の維持のために、少しづつ社内のパソコンをコッソリと設定して回ってます。
自己責任でお願いしますね。
以上、ファイルサーバー等の共有ファイル実行時に出る警告を非表示にする方法の紹介記事でした。
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