【エクセル】セルの左上に緑の三角形が表示される
Excelの操作中にセルの左上に緑の三角形が表示されることがあります。
- 何の表示かわからない
- 気になるけど問題ないからそのままで…
- エラーみたいで少し不安
このように思いながら、邪魔だけど「そもそも消し方がわからない」と困っていませんか?
でも大丈夫、この記事ではセル左上に表示される緑の三角形の正体と、消す(表示させない)方法を紹介します。
セルの左上の三角形表示は「エラーインジケーター」
セル左上に表示される緑の三角型の正体は「エラーインジケーター」と呼ばれるのです。
Excelは自動でエラーチェックする機能があり、セル内の数式や内容にエラーの可能性がある場合に緑の三角形「エラーインジケーター」を表示させます。
エラーの可能性があるという表示なので、問題がない場合でも表示されてしまいます。
そこで、エラーインジケーターが表示された場合の対策として3つの方法を紹介します。
緑の三角形(エラーインジケーター)を消す・表示させない方法
セルの表示内容に問題がない場合には「エラーインジケーター」の表示は邪魔に感じます。
必要がないのであれば非表示にしましょう。
エラーインジケーター(緑の三角形)を消す方法
エラーを無視してエラーインジケーターを非表示(消す)にする方法
ファイルの操作中にエラーインジケーターが表示された場合に、非表示する方法です。
① エラーインジケーターが表示されたセルをクリックします。
② セルの横に「!」マークが表示されます。
③「!」にマウスカーソルを重ねるとエラーの内容が表示されます。
記事内の画像では
「このセルにある数値が、テキスト形式か、またはアポストロフィで始まっています。」
とエラー表示の元になる内容が表示されています。
④「!」マークの右横に表示された「▼」をクリックするとメニューの一覧が表示されます。
⑤ メニューから「エラーを無視する」をクリックするとエラーインジケーターの表示はなくなります。
複数のセルのエラーを無視する
1つのセルを選択して「エラーを無視する」方法を紹介しましたが、複数のセルを選択した状態でも「エラーを無視する」事ができます。
① エラー表示のセル範囲を選択します。
②「!」マークをクリックして、「エラーを無視する」を選択します。
③ 選択したセル範囲内のエラー表示がなくなります。
エラーインジケーターの表示が多くある場合には、セル範囲を選択して「エラーを無視する」を選択すると一度に非表示の対応ができます。
エラーインジケーター(緑の三角形)を常に表示させない設定方法
エラーインジケーターの表示は「セル内にエラーの可能性がある場合」に表示されます。
事前に「エラーが発生しない・問題ない」と判断される場合には、エラーインジケーターの表示を常に非表示に設定する方法がありますので紹介します。
① エラーインジケーターが表示されたセルをクリックします。
②「!」マークの右横に表示された「▼」をクリックするとメニューの一覧が表示されます。
③ メニューから「エラーチェックオプション」をクリックします。
④「Excelのオプション」画面が表示されます。
⑤「Excelのオプション」画面から「エラーチェック」の項目で「バックグラウンドでエラーチェックを行う」のチェックマークを消します。
⑥ 右下の「OK」をクリックして設定を完了します。
全ての緑の三角形(エラーインジケーター)の表示が全て無くなりました。
「エラーチェック」の設定は全てのExcelファイルに有効となりますので、新規で作成するExcelファイルも「エラーチェック」が無効になります。
エラー内容を選択してエラーインジケーターを表示させない設定方法
「エラーチェック」で「バックグラインドでエラーチェックを行う」をキャンセルした場合には全てのエラーが表示されなくなりますが、エラーが全くチェックされていない状態なので危険をともなう設定ともいえます。
そこで「問題がないのにエラーが表示されている」と判断できるエラー項目のみ非表示に設定する方法を紹介します。
エラーインジケーターが表示される条件(エラーの種類)は11種類です。(Excel 2019)
- エラー結果となる数式を含むセル
- テーブル内の矛盾した集計列の数式
- 2桁の年が含まれるセル
- 文字列形式の数値、またはアポストロフィで始まる数値
- 領域内の他の数式と矛盾する数式
- 更新できないデータが含まれているセル
- 領域内のセルを除いた数式
- 数式を含むロックされていないセル
- 空白セルを参照する数式
- テーブルに入力されたデータが無効
- 誤解を招く数値の書式
エラー条件の中で、エラー表示が必要ないと判断できる項目は事前に選択しておけば「エラー表示を除外」することができます。
①「ファイル」をクリックします。
② 左メニューから「オプション」をクリックします。
「Excelのオプション」画面が表示されます。
③ 左のメニューから「数式」をクリックします。
④「エラーチェックルール」の項目でエラー表示が必要なものにだけチェックを入れて「OK」をクリックします。
セル内のエラー表示が必要な項目にチェックを入れると「エラーインジケーター」が表示されるように設定できます。
よって、必要な項目のみ、エラーチェックを機能させることができます。
緑の三角形(エラーインジケーター)を再表示させる方法
非表示にした「エラーインジケーター」を再表示させる方法は、非表示にさせた方法によって少し違いがありますが、どちらも「Excelのオプション」画面から設定し再表示させることができます。
「エラーを無視する」方法でエラーインジケーターを非表示にした場合の再表示方法
①「ファイル」をクリックします。
② 左メニューから「オプション」をクリックします。
「Excelのオプション」画面が表示されます。
③ 左のメニューから「数式」をクリックします。
④「エラーチェック」の項目内の「無視したエラーのリセット」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックします。
緑の三角性(エラーインジケーター)が再表示されました。
「エラーチェックオプション」でエラーインジケーターを非表示にした場合の再表示方法
①「ファイル」をクリックします。
② 左メニューから「オプション」をクリックします。
「Excelのオプション」画面が表示されます。
③ 左のメニューから「数式」をクリックします。
④「エラーチェック」の項目内の「バックグラウンドでエラーチェックを行う」に「チェック」し、「OK」ボタンをクリックします。
緑の三角性(エラーインジケーター)が再表示されました。
セルの左上の緑の三角形はエラーインジケーター
エクセル操作中にセルの左上に突然表示される緑の三角形の正体は「エラーインジケーター」というものです。
セル内に「エラーが発生しているかもしれませんよ」という警告表示なのですが、必要ない場合が多いので非表示にする方法を紹介しました。
エラーインジケーターを完全に非表示にもできますが、必要な項目だけ選択してエラー表示させる設定方法が安心して操作できますね。
以上、【Excel】セル左上の緑の三角を消す(表示させない)方法の紹介記事でした。
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