エクセルを使って資料などを作成していると、セル内の文字位置が左によりすぎて見えにくく感じることはありませんか?
罫線を使った表などでは、文字が左の罫線に近くなるので少し窮屈な感じになってしまいます。
この場合、文字の左側に少し余白を開ければ見栄えも良くなるので、文字の配置の設定を変更して対応しましょう。
この記事では、エクセルの機能で「インデント」や「セルの書式」を設定してセル枠と文字の間に適切な余白を作る方法を紹介します。
記事内の画像では「Microsoft Excel 2019」を使用して紹介していますが、基本的な設定方法なのでバージョンが違っていても同じ操作で対応ができます。
エクセルでセル内の文字の左に余白を作る
セルに文字入力をすると文字は「左揃え」で表示されます。
エクセルでは標準の仕様なのですが、左に寄り過ぎて読みにくいと感じることもありませんか。
そこで、「インデント」や「セルの書式設定」を使って文字の位置を調整してみましょう。
「インデント」ボタンを使った文字位置の調整方法
「インデント」ボタンを使って簡単に文字位置の調整をする方法です。
- 位置調整するセル(範囲)を選択します。
- 「Home」タブのインデントを増やすボタンをクリックします。
- セル内の文字が1文字分、右に寄りました。
A1のセルは罫線との間隔を空けたので、セル内の文字が見えやすくなりました。
「インデントを増やす」ボタンを押すごとに左の余白が1文字分づつ大きくなります。
余白を多く取りすぎた場合には「インデントを減らす」ボタンで余白を小さくできます。
「セルの書式設定」を使った文字位置の調整方法
「セルの書式設定」から「インデント」を使って文字位置を調整してみましょう。
- 「セル書式の設定」を表示させる
- 「配置」の「インデント」の数値で位置調整する
① セルの書式設定を表示させる
まずは「セルの書式設定」を表示します。
この記事では「セルの書式設定」の表示方法を3通り紹介しています。
- リボンの「配置」から「セルの書式設定」を表示
- リボンの「セル」から「セルの書式設定」を表示
- 「セル」右クリックから「セルの書式設定」を表示
あなたが覚えやすい方法で表示させましょう。
1. リボンの「配置」から「セルの書式設定」を表示
- 文字位置を調整するセル(範囲)を選択します。
- リボンの「配置」の右下の矢印をクリックします。
- 「セルの書式設定」が表示されます。
2. リボンの「セル」から「セルの書式設定」を表示
- 文字位置を調整するセル(範囲)を選択します。
- リボンの「セル」から「書式」をクリックします。
- 「書式」の選択リストから「セルの書式設定」をクリックします。
- 「セルの書式設定」が表示されます。
3. 「セル」の右クリックで「セルの書式設定」を表示
- 文字位置を調整するセル(範囲)を選択し、右クリックします。
- 「選択リスト」から「セルの書式設定」をクリックします。
- 「セルの書式設定」が表示されます。
マウスの右クリックから「セルの書式設定」を選択する方法が覚えやすくて簡単に操作できそうですね。
② 「配置」の「インデント」の数値で位置調整する
「セルの書式設定」内の「インデント」の数値で文字位置を調整しましょう。
- 「セルの書式設定」の「配置」タブを選択します。
- 「インデント」の数値を上下の矢印(▲▼)を使って調整します。
インデントの数値はキーボードから直接入力することもできます。
「インデント」に数値を入力すると「横位置」の表示が自動で「左詰め(インデント)」と表示されます。
「OK」をクリックして設定完了です。
インデントを使うと簡単に文字位置調整できる
エクセル操作でセル内の文字位置は、「左揃え」「中央揃え」「右揃え」ボタンで簡単に操作できますが、「インデント」ボタンを使うことで文字のレイアウトをより見やすくすることができます。
セルの文字の配置はアイコンボタン以外にも「セルの書式設定」を使う方法があり、セル内の文字により細かな設定を同時に行うことができます。
例えば、
「折り返して全体を表示する」
「縮小して全体を表示する」
などはよく使う機能ですよね。
エクセルは基本的には表計算ソフトなのですが、表を使った資料作成ではとても便利ですよね。
資料では重要なセル内の文字位置を少し調整してみましょう。資料の内容がグッと見えやすくなります。
以上、【Microsoft Excel】でインデントを使ってセルの左側に余白を空ける方法の紹介記事でした。
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