PDFファイルに表示された表をExcelに変換したい時、どのようにしていますか。
客先から送られてくるファイルがPDFなので、仕方なく表の部分をExcelに手打ちで入力し直している。なんてことはないでしょうか。
フリーソフトやネットサービスなどを使えばPDF全体をExcelに変換することができますが、会社のパソコンでは使うことができない(使用禁止)な場合もありますよね。
そこで、この記事では会社のパソコンでもインストールされている事が多い「Microsoft Word」を使って、PDF内の表をExcelに変換する方法を紹介します。
記事内では「Microsoft Word 2019」「Microsoft Excel 2019」を使い紹介しています。
PDFをExcelで開くと文字化けする
PDFファイルを「Excel」を使って開いてみると…
ExcelでPDFファイルを開くと「文字化け」してしまいました。
そこで、PDFファイルを Word で開いて Excel にコピーする。この手順で文字化けせずに変換できます。
PDFファイルをWordで起動する
下の図のような簡単な表のあるPDFファイルを使って手順を紹介します。
PDFファイルを右クリック > 「プログラムから開く」
- PDFファイルをマウスで右クリックします。
- メニューが表示されるので「プログラムから開く」を選択します。
さらに次のメニューが表示されます。
ここで「Word」のアイコンが表示されている場合には「Word」アイコンをクリックします。
別のプログラムを選択
メニューに「Word」アイコンの表示がない場合には「別のプログラムを選択」をクリックします。
アプリの選択画面が表示されます。
アプリ選択画面からWordを選択
「Word」のアイコンを探しますが、表示がない場合には「その他のアプリ ↓ 」をクリックします。
「Word」アイコンが表示されますので選択(クリック)して「OK」をクリックすると「Word」が起動します。
WordでPDFが開く
「Word」の起動直後に警告の表示がでますがそのまま「OK」をクリックします。
PDFのファイルが「Word」で表示されました。
この記事ではPDFファイルから「Word」を起動させる方法を紹介しています。
他にも、「Word」を起動させ、「開く」からPDFファイルを選択して起動させる方法でも同じようにPDFファイルは表示されます。
Wordで表示された必要な部分をコピーする
マウスをドラッグさせて必要な部分を選択します。
選択した範囲をコピーします。
右クリックから「コピー」を選択。またはショートカットキーCtrl+Cでコピーします。
Excelを起動して貼り付け
「Excel」を起動します。
任意の位置を選択して「貼り付け」します。
右クリックから「貼り付け」を選択。またはショートカットキーCtrl+Vで貼り付けをします。
「Word」でコピーした表の部分が「Excel」に貼り付けされました。
PDFからExcelへの比較
PDFの中の表を「Excel」で表にできました。
比較すると、表の間の空白行のセルがなくなったり、列の幅が狭くなるなど若干の違いがあります。
PDFを「Word」で表示させるときにデータの表示が調整されるようですが、「Excel」で後から表示の調整をすれば、ほぼ元の状態にできそうです。
PDFはWordで表示してExcelにコピーする
PDFファイルを「Excel」で直接起動すると「文字化け」してしまいます。
そこで一旦 PDFファイルをWordで表示させましょう。少し表示が崩れることがありますが問題ない程度なので表示されます。
後は、必要な箇所をExcelへコピー&ペーストすれば完了です。
この方法ですと、PDFファイル全体ではなく必要な箇所だけを選んでExcelに変換できるので便利です。
崩れた表示はExcelで調整してやれば完璧ですね。
以上、PDFの表をExcel(エクセル)に変換して表示する方法の紹介記事でした。
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