Google Chromeを使っていて「サイトが表示できない」「サイトの表示が違う」などで困っていませんか?
Google Chromeでサイトの表示が困難なサイトはIE(Internet Explorer)を使えば表示ができたりしていませんか?
最近では少なくなりましたが、IE(Internet Explorer)でないと正常に閲覧できない、Google Chromeでは正常に閲覧できないWebサイトはまだ存在しています。
Google Chromeで表示が困難なWebサイトを使う時には、その都度追加でIEを起動するのは面倒なので拡張機能「IE Tab」を追加しIEを互換表示させました。
この記事ではGoogle Chromeの拡張機能「IE Tab」のインストール方法や使い方を紹介します。
IE推奨のサイトがGoogle Chromeで正常に開けない
仕事で、サイトを使って入力作業をする業務を依頼されて困った事がありました。
相手先の業者さんからは「指定されたWebサイトにログインして作業内容の入力をする」という業務だったのですが、なぜか指定されたサイトが機能しません。
いつものようにGoogle Chromeを起動して指定のURLを入力しサイトを表示させます。
指定されたサイトのトップ画面は表示されるのですが、その先に進めません。
どこをクリックしても正常な動作(表示)をしないのです。
相手先に確認をすると、サイトのURLは間違っていないのですが、推奨のブラウザがIE9という事でした。
確認のためにIEを起動し、指定のサイトを表示させると問題なく動作(表示)できました。
まだまだ企業が使っている小規模なWebサイトでは、最新のブラウザに対応していない事があるんですよね。
この業務の為だけにIEを起動させて入力業務をするのが面倒なので、Chromeに拡張機能を追加して互換表示させ、作業することにしました。
Google Chrome 拡張機能 IE Tab
IE Tab の特徴
【IE Tab】は、Webサイト、WebアプリケーションでInternet Explorer にしか対応していないサイトを、Google Chrome上でInternet Explorerを起動させて互換表示(閲覧)させる拡張機能です。
使用するInternet Explorerのバージョンを指定して表示する事もできます。
特定のWebサイトのURLを登録すると、自動でIE TABが起動し互換表示されたWebサイトを閲覧することができます。
IE Tabのインストール
① ダウンロードサイトを開いて「CHROME に追加」をクリックします。
②「IE TAB」を追加しますか?の表示で「拡張機能を追加」をクリックします。
③インストールが完了したら、Chromeのアドレスバーの右側に[IE Tab]のアイコンが表示されます。
この後に、最初の一回だけ追加のインストールを行います。(ワンタイムインストール)
※勝手にダウンロードされるようで不安になりますが、正常な動作ですので指示に従ってインストールを行って下さい。
最初の起動時に追加インストール(ietabhelper.exe)
IE Tabをインストール後の最初の起動時に「追加インストール」を次の手順で行います。
①[IE TAB]のアイコンをクリックします。
「ワンタイムインストール手順」の画面が表示されます。
ステップ1、ステップ2に従ってインストールを行います。
ダウンロードされた ietabhelper.exe をクリックします。
インストールが完了します。
[IE Tab]で使うためのツールバーが表示されます。この表示が出るとIEで表示されている事になります。
IE TAB の使い方
IE Tabの使い方は簡単です。Google Chromeでサイトを閲覧している時に、Internet Explorerで表示させたいサイトがあったら[IE Tab]のアイコンをクリックするだけで互換表示できます。
IE Tab のアイコンをクリックすると、Chromeの表示画面にIE TAB用のツールバーが表示されInternet ExplorerでWebサイトが表示されます。
IE Tab での表示
Google ChromeとInternet ExplorerではWebサイトの表示が多少異なります。
画面上で右クリックをすると、Internet Explorerと同じ右クリックのメニュー選択ができます。
IE TABの便利な設定
IE TABの設定画面は、追加されたサイドバーの右にある[工具アイコン]をクリックすれば表示されます。
Internet Explorerのバージョンを指定する
Internet Explorerでは旧バージョンでないと閲覧できないサイトがあります。その場合にはIE TABの設定でInternet Explorerのバージョンを指定することができます。
設定画面の IE Compatibility Mode で、指定のバージョンのラジオボタンをクリックし設定します。
日本語編
特定のサイトを登録する
Internet Explorerでしか開かないサイトが事前にわかっていて、頻繁に使うのであればそのサイトのURLを登録することで、自動でIE TAB が起動し閲覧できます。
設定画面の Auto URLs でURLを入力して設定します。
入力欄に、Internet Explorerで閲覧したいサイトのURLを入力します。
Add ボタンをクリックして登録します。登録済みサイトのURLが中央の表示欄に表示されます。
登録したサイトを解除する場合は、登録解除するサイトのURLを指定して、Removeボタンをクリックし、登録解除します。
日本語編
まとめ:ChromeでIEを互換表示させる便利な拡張機能
WebブラウザでGoogle Chromeを使っている方が多くなっていますが、少し前までは圧倒的にInternet Explorerが多く使われていました。
特に企業向けのWebサイトやWebアプリケーションはInternet Explorerが推奨でした。
当時作られたWebサイトは、費用などの面からか最新のブラウザへの対応はなかなか出来ていない事があります。
IE TAB はInternet Explorerでしか閲覧できないサイトに遭遇しても、アイコンをクリックするだけで簡単に閲覧することができます。
頻繁に訪れるサイトには事前にWebサイトのURLを登録しておく事で、 IE TAB が自動で起動し表示するので不便を感じさせません。
Chromeで使えないサイトを、わざわざInternet Explorerを追加で起動して使うことが無くなりましたので非常に便利になります。
以上、IEでしか使えないサイトをGoogle Chromeで表示する拡張機能 【IE Tab】の紹介記事でした。
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